さっそくバケツに適当な土を1Lくらい入れてみた.
土器を作るためには粘土が必要です.しかし私が用意した土では大きめの石が目立ちますね.このままでは土器には使えないので石や砂と粘土とを分離する必要があります.
そもそも,粘土とか砂とか石(礫)ってなんのこと?という話ですが,これらは粒子の大きさによって大きい方から礫,砂,泥,粘土・・・と分類されています.土器を作る際に使用するのは砂よりも細かいものです.
粘土とその他を分けるために,バケツに水を入れました.
水中で土をかき混ぜると粒の大きいものが先に沈みます.特に礫・砂はすぐに沈み,その上に泥・粘土の懸濁液(要するに泥水)ができます.この液を集めて水を取り除けば粘土ができるというわけですね.
泥水を他のバケツに移し,また同じ土に水を混ぜて泥水をつくる,の繰り返しでバケツ1杯分の泥水を作りました.時間が経つとバケツの底に泥と粘土が沈殿します.1時間ほど泥水を放置し,上澄みを取り除きました.
これを練りやすい硬さになるまで乾燥させたら粘土の完成です.
この粘土を土器にするためには,土器の形に練って乾かしたのちに高温で焼く必要があります.PrimitiveTechnologyさんのように木をガンガン燃やせるなら大きいものをつくっても良いのですが,煙がたくさん出るので住宅街ではできそうにありません.そこで,今回は以前作った電気炉を使って土器を焼いてみることにします.
とても小さいので,これに入るように形を作らなければなりません.実際に練ってみると,思い通りの形を作るのは非常に難しかったです.陶芸用粘土ならもっと練りやすいかと思います.
不格好な器になりました.素焼きを行うためには乾燥させる必要があるので,数日~数週間干すことにします.
割れずにできたらこの記事の続きを投稿すると思います.
参考
・Primitive Technology https://www.youtube.com/channel/UCAL3JXZSzSm8AlZyD3nQdBA
・The King of Random - How To Make CLAY from DIRT https://www.youtube.com/watch?v=OGuYNwp1OUY
0 件のコメント:
コメントを投稿