2017年10月5日木曜日

陶芸家になろう 2.素焼き

 前回練った粘土が乾きましたので

 炉に入れて焼いてみました.まずは大きい方から


 素焼きは一体どれくらいの時間,どれくらいの温度で焼くんだろう?そんなことさえわからなかったので一回目は様子見.この炉は600W電熱線の出力を秋月調光器で調節して使っています.温度計はついていないので頼りになるのは調光器のツマミのみ.とりあえず,ツマミがフルパワー時の1/3の位置で10分,その後1/2に切り替えて10分,また1/3に戻して10分,といった具合でやってみました.焼いている途中に炉の蓋を開けてみると・・・

 黒くなってる!
 
 加熱を終え,触れるくらいまで冷えたら炉から取り出しました.

 外側の高温になる部分は黒くないので,全体が黒くなくなるまで加熱する必要があるのかな?と思いました.また,非常にもろく,内部も真っ黒でした.軽くなってはいるものの成功とは言い難い・・・

 では,次の小さい方はもっと長時間焼いてみましょう.ときどき炉の蓋を開けて内部を確認しながら焼きました.

 結局,全体が黒くなくなるまでハーフパワーで2時間かかりました.炉も調光器の放熱板もアツアツ.
 その後1時間くらい冷やし,炉から完成品を取り出してみました.


 これぞ素焼き,といった素晴らしいレンガ色.素焼きはこれでよさそうです.ヤッタネ!

 今後はこれに釉薬を塗り,本焼きをします.すでに釉薬は作り始めているので,容器を倒してこぼさなければ次回は釉薬の記事になるかと思います.





2017年9月30日土曜日

陶芸家になろう 1.ねんどづくり

 最近,Primitive Technologyさんの動画にハマっています.土と植物と石からさまざまなものができていくのは見ていてとても楽しい.影響されやすい私は土で何か作ってみたくなりました.

 さっそくバケツに適当な土を1Lくらい入れてみた.

 土器を作るためには粘土が必要です.しかし私が用意した土では大きめの石が目立ちますね.このままでは土器には使えないので石や砂と粘土とを分離する必要があります.
 そもそも,粘土とか砂とか石(礫)ってなんのこと?という話ですが,これらは粒子の大きさによって大きい方から礫,砂,泥,粘土・・・と分類されています.土器を作る際に使用するのは砂よりも細かいものです.
 粘土とその他を分けるために,バケツに水を入れました.

 水中で土をかき混ぜると粒の大きいものが先に沈みます.特に礫・砂はすぐに沈み,その上に泥・粘土の懸濁液(要するに泥水)ができます.この液を集めて水を取り除けば粘土ができるというわけですね.



 泥水を他のバケツに移し,また同じ土に水を混ぜて泥水をつくる,の繰り返しでバケツ1杯分の泥水を作りました.時間が経つとバケツの底に泥と粘土が沈殿します.1時間ほど泥水を放置し,上澄みを取り除きました.

 これを練りやすい硬さになるまで乾燥させたら粘土の完成です.

 この粘土を土器にするためには,土器の形に練って乾かしたのちに高温で焼く必要があります.PrimitiveTechnologyさんのように木をガンガン燃やせるなら大きいものをつくっても良いのですが,煙がたくさん出るので住宅街ではできそうにありません.そこで,今回は以前作った電気炉を使って土器を焼いてみることにします.

 とても小さいので,これに入るように形を作らなければなりません.実際に練ってみると,思い通りの形を作るのは非常に難しかったです.陶芸用粘土ならもっと練りやすいかと思います.

 不格好な器になりました.素焼きを行うためには乾燥させる必要があるので,数日~数週間干すことにします.


 割れずにできたらこの記事の続きを投稿すると思います.






 参考
・Primitive Technology https://www.youtube.com/channel/UCAL3JXZSzSm8AlZyD3nQdBA
・The King of Random - How To Make CLAY from DIRT https://www.youtube.com/watch?v=OGuYNwp1OUY

2017年8月30日水曜日

胆礬を作る

 胆礬(カルカンサイト,chalcanthite)とは,天然に鉱物として存在する硫酸銅五水和物のことです.実家で暇な時間が多く,複雑な実験をする設備もないので原始的に何か作ろうと思ってやりました.

 胆礬は硫酸銅ですからまずは銅が必要です.スタート物質として銅鉱石の珪孔雀石を使いました.セリアに売ってます.

 セリアの石は品質に偏りがありますが安いのが強みです.できるだけ青いものを選びました.まずは砕きます.ケースの裏に「加工しないでください」って書いてあった気もする.


 もうきれい.かなり脆く,簡単に砕けました.乳鉢乳棒がなかったので庭にあったコンクリートの円柱で砕きました.できるだけ細かくします.

 珪孔雀石では銅はケイ酸塩の状態で含まれています.これに硫酸を作用させれば弱酸の遊離により硫酸銅ができるかと思いますが,よく知っている酸化物と酸の反応にしたかったので強熱して黒色の酸化物にしました.


 銅が用意できたら次は硫酸.実は諸事情により実家に希硫酸を持参していたのですが,銅鉱石から銅を得たので硫酸の方も原始的に行こうと思いました.そこで,硫黄を採取するために硫化水素香る山へ.


 何もとれなかったので結局帰りに寄った本屋の鉱石コーナーで自然硫黄を購入.硫酸イオンを得るためにこの硫黄を燃やして二酸化硫黄を作ります.二酸化硫黄は非常に刺激性の高い気体で,解放された空気中で硫黄を燃やし続けると永遠に二酸化硫黄を発して辺り一面地獄と化します.そのため,酸欠で硫黄の燃焼がすぐに終わるような反応容器を作ります.

 ・・・熱に弱そうだし密閉もそんなにできない容器ですがまあ十分です.あぶないです.
 ボトルの中にはプラ容器(先に作った酸化銅と水を入れたもの)と硫黄を乗せた素焼きのかけらが入っています.中の硫黄に点火してから容器に蓋をして密閉し,硫黄の燃焼が終わるのを待ちます.


 燃焼すると容器内は白色で有毒な二酸化硫黄で満たされます.容器の隙間から逃げたり水にとけたりして容器内の二酸化硫黄が消えたら銅入りのプラ容器をとり出し,しばらく放置.これで水に溶けた二酸化硫黄(亜硫酸と平衡)と空気中の酸素が反応し,硫酸と亜硫酸が平衡状態になります.生じた硫酸が酸化銅と反応して硫酸銅を作ってしまえばさらに亜硫酸から硫酸が作られることになります.実際に,硫黄を燃やす→空気に触れさせるの操作を繰り返すと無色だった溶液は緑色に変化していきました.
 
 硫酸銅の水溶液は青色ですが,そこに何らかの褐色水溶液を作る成分(鉄イオンなど)が混ざると緑色に見えます.この溶液をろ過してろ液を得ました.

 緑色になるのは鉄イオンだと思っていたのですが,これを一晩放置しておいたら溶液が青色になり,白色の沈殿が生じたので結局緑色の正体はよくわかりませんでした.

 でも目的の硫酸銅水溶液っぽい色になったので良し.溶液を自然乾燥させると,白色の不純物と目的の硫酸銅の結晶が分かれて析出します.

 ここからできる限り青い部分のみ集めて再び少量の水に溶かし,自然乾燥により結晶を作ります.これで胆礬の完成.


 すごく小さいけど,できた!うれしい!




2017年8月29日火曜日

群馬旅行

 日曜日から群馬に1泊2日の旅行をしていました.目的はこれ

 つくば科学株式会社のテスラコイルが見られるイベントで,テスラコイルの放電や放電による演奏,ファラデーケージの中に入る体験などが楽しめました.


 大きなテスラコイルの実演もあり,金属製の網の中で,自分に向かってくる巨大な放電を間近で見ることができました.


 写真があまり立体的に撮影できていないのでわかりにくいですが,自分に向かって放たれる1m越えの放電はなかなかの迫力でした.
 テスラコイルの他に起電機の展示があり,静電気の実験を体験できました.当日は湿度が高く,ヴァンデグラーフ起電機のほうはあまりぱちぱちしなかったのですがウィムズハースト起電機のほうはバッチリ火花放電してくれました.

 ウィムズハースト起電機はなかなかお目にかかれないので実物を見ることができて良かったです.
 このイベントの会場は地球屋というところで,最寄り駅の八木原駅からは随分と離れており,徒歩で80分ほどかかりました.地球屋には工作体験コーナーやパン屋,お土産屋(?)があり楽しいです.お土産屋さんではなんとアンダーソン石が・・・!

 放射能はそんなに高くありませんでした.きれいだから良し.紫外線を当てると緑色に光る部分があります.

 テスラコイルイベントの後は水沢うどんを食べ,山を登って湖を見ました.

 伊香保温泉あたりの山道がイニDの聖地だそうで,ガードレールがベコベコだったり不自然に新しかったりで面白かったです.

 この日は高崎のネカフェで1泊.次の日再び八木原駅へ行き,1日目と同じ道でおもちゃ博物館へ.

 この博物館はレトロな雰囲気(?)でとても楽しいです.




 とても良い.おすすめ.

 おもちゃ博物館の後はまた徒歩で八木原へ.途中ブドウ園へ寄っておいしい巨峰を購入しました.
 高崎へ戻り,両毛線で岩宿駅へ.そこから徒歩でスネークセンターまで行きました.これまた遠い.

 おなかが空いていたので蛇を見る前に周辺のお店で腹ごしらえ.マムシ料理をいただきました.

 マムシの生き血.ノンアルコールの赤ワインで割ってあり,とても飲みやすいです.マムシの肝も入っています.肝は弾力があり,味は魚の肝に近いです.

 メインのマムシの姿揚げ.ふわふわのマムシに硬めの衣と濃いタレがおいしい.ご飯がどんどんススム君.

 さらにこの時期限定ということで,マムシの胎児までいただきました.マムシは胎生であるので親蛇のお腹の中では写真のような袋の中で育ち,蛇の形で生まれます.ゼリー状の養分の部分と蛇の部分が混ざってなんとも言えない食感.薬味を付けると一味違っておいしいです.
 スネークセンターの近くにあるこのお店は店主さんがすごくやさしいです.蛇料理は結構高価ですがマムシは捌くのも危ないし自分で料理はなかなかできないと思うので,興味ある方はぜひこのお店へ.スネークセンターの中にも蛇料理が食べられるお店がありますが閉まってました.

 腹ごしらえの後はついにスネークセンターへ.

 ブラックマンバ超かっこいい.




 コブラでかい.上の1枚目の写真はキングコブラ,2枚目はクロクビドクフキコブラ.3枚目はクロクビドクフキコブラの皮.

 

 これはキイロアナコンダだったかな・・・手前のがこども蛇で奥のが成体.


 スネークセンターにいたニホントカゲ.餌にされるぞ(されません).

 今回載せた写真はもちろんごく一部.スネークセンターにはもっとたくさんの種類の蛇がいます.どの蛇もかわいい.また,平日は蛇とのふれあい(触る,手に持つ)ができます.私は今回ボールニシキヘビを持ってみました.土日・祝日に行くと採毒の様子を見ることができます.何年前か忘れちゃいましたがかなり前に来たときはハブの採毒を見せてもらいました.


 これ買おうかなあとすごく悩んだけど幸せにできる自信がなかったからやめた.
 スネークセンターはいろいろな蛇を観察できるので楽しいです.オススメ.

 今回の旅はこんな感じでした.とても楽しかったです.群馬の伊香保のあたりは観光スポットが多く,車で行くといろいろ周れて楽しいと思います.徒歩だと1泊2日では周りきれないと思いました.また行きたい・・・