マンガン乾電池の中に入っている黒い粉・・・二酸化マンガンが主成分ですが,こいつをなんとかして金属マンガンにしたいと思い,今朝,黒い粉と不純物だらけの塩酸をビーカーに入れ,塩素の臭いに耐えながら反応を待ちました.黒い粉のせいで溶液の色の変化はわからなかったのですが,酸化マンガンと塩酸が反応してピンク色のマンガン(Ⅱ)イオンが遊離していることを期待し,わくわくしながら濾過したのですが・・・
えぇ・・・.なぜか緑色の溶液になってしまいました.これはおそらくマンガン酸イオン(MnO42- )によるものと思われます.塩酸が薄かったせいで思うように反応が進まなかったのでしょうか.よくわかりませんがこのとき私はなぜかこいつをさらに酸化しようと考えてオキシドールを加えました.
何が起こったのかわかりませんがオレンジっぽい色になって楽しかったです.ちなみに加熱すると酸素が出てきて溶液は緑色に戻ります.本当に何が起こっているのかわからないです.
また,上の溶液(緑色の溶液)に水酸化ナトリウムを入れると褐色沈殿と白色沈殿が生じました.
どちらも水酸化物沈殿特有のどろどろした感じがあります.白色沈殿は水酸化マンガン(Ⅱ)(Mn(OH)2
) ,褐色沈殿は水酸化マンガン(Ⅳ)(MnO(OH))だと思います.
う~ん・・・
よくわかんないし,とりあえず電解しちゃえ☆
う~ん・・・
よくわかんないし,とりあえず電解しちゃえ☆
緑色の溶液を電気分解している様子です.片方の電極からは褐色の何かが出ているのがわかるかと思います.
向かって右の電極のほうが低電位(こっちの電極から電子が出ている)です.塩素ガスとともに褐色の何かが出ています.これは二酸化マンガンだろうと思いますがこれもよくわかりません.もう一方の電極からは盛んに泡が出ていますね.しばらくすると・・・
電位の低い方の電極からは赤っぽい溶液が生じるのがよくわかるようになりました.色からして過マンガン酸イオンと思えますがどうなんでしょうか.そして左の電極からはなんと樹状の金属が生えているではありませんか!
写真だとわかりにくいですが灰色っぽい銀色で,ところどころ金属光沢が見られました.
やったね.たぶんマンガンでしょ(適当).
電解で発生した塩素ガスのおかげで炭素電極の固定使っていたクリップが十数分で錆びました.
電解始める前は新品でぴかぴかだったんですが・・・.まさかここまで錆びているとは,,,
なんだかとても適当な実験でしたが,なんとかマンガンっぽいものを回収できたので個人的には大変満足しています.もう少し実験を進めたらより効率よくマンガンが回収できると思いますが,この反応だと塩素ガスが発生する操作が2回もあるので,どうにかして塩素が出る工程を減らしたいと考えています.
今日はここまで.春休みに入り,いろいろな実験(特に化学系)をしていますがNTの進捗が・・・.
あ,そうだ.この前ニコ動に動画を投稿したのでよかったらみてください.
それでは,だすびだーにゃ.
0 件のコメント:
コメントを投稿